今回は社内検査の一つ、引張試験に密着ナベ!
まずは…この別鋳込みしたテストピース。
これを破断するまで引っ張って引張強度、耐力や伸びを測定するナベ。
JIS規格に沿って測定していくナベ~。
鋳鉄の性質の違いが計測結果の違いからもよくわかるナベ。
これが30tアムスラー引張試験機。
ワシは朝一から張り切って待機状態だナベ。
何処にいるのか見つけてみるのだナベ!!
マイクロメーターでテストピースの直径を計測していく様子。
FC鋳鉄は直径が20㎜、FCD鋳鉄は14㎜にそれぞれ
±0.02の規格内に加工されているか確認するのだナベ。
ワシは計測間違いのないようにチェックしているナベ!
テストピースを試験機にチャックするナベ。
今回も見習い中のNZさんをこの道40年のO先生が
熱血指導していくのだナベ!!
さあ、引張荷重を徐々にあげていくのだナベ!!
「ドカーン!!」
誰もが飛び上がる破断音が鳴り響くのだナベ!!!
毎回この音にはビックリするナベ~
破断した時の破断荷重数値を読み取り記録していくのだナベ。
破断したテストピースだナベ。
ちなみに今回の測定結果は、
直径が19.99mm 面積が313.69m㎡ 破断荷重が85000N なので
破断荷重を面積で割ると 270N/m㎡になりFC250の規格合格だナベ!!
ダクタイルの場合は、標点間距離50㎜の位置で刻印が必要だナベ。
引っ張って破断した後にもう一度測定して伸びた寸法の割合を求めたものが
伸びになるのだナベ!!
例)引張後の標点距離が60mmだと 10mm伸びたことになり
10mm÷50mm=0.2 なので 20% 伸び となるのだナベ!!
さあ、伸びと耐力を測定するための伸び計をセットしてから
引張荷重を上げていくナベ。
この調整作業もコツが必要でO先生の指導にも熱が入っていくのだナベ!!
素晴らしい光景なのだナベ✨
伸び計で計測したレコーダーのグラフから
耐力を計算していくナベ。
こうして引張試験は行っているのだナベ。
次回はブリネル硬度検査を紹介するナベ!