「高知のエジソン」が創業者で、造粒機、LPGボンベ検査機、受託生産等の大型産業機械の開発、製造、販売で
業界を牽引されておる「株式会社垣内様」より造粒機のケースを鋳物化出来ないかとのご相談を頂いたのだナベ。
その名も「粒造くん!!」これは「とりなべ君」の出番だナベ!!
さっそく工場にお邪魔して現状の製缶部品の組み立て状況を確認させて頂いたナベ。
パーツごとにカットした鉄板などの鋼材を溶接で仮止めしてるナベ。
溶接工程が完了したケース上だナベ。
製缶溶接と鋳造ではそれぞれにメリット/デメリットがあるナベ。
詳しくはまたの機会に紹介するナベ。
さて、鋳物化するには模型が必要なのだナベ。
そこで白羽の矢が立ったのが型の総合メーカーとして高い技術力を誇る
「高知機型工業株式会社」様だナベ!!!
製缶図を元に鋳物化する為に打ち合わせを綿密に重ねたのだナベ。
材質はFCDに決まり、形状も抜き勾配を考慮して頂いて変更していったナベ。
強度が必要、外観が重要、加工性を重視する、機能を追加するなど
今回の流れを良い機会としてアイディアを出し合って、各社の様々なアイディアを盛り込んだ充実した図面にしていったナベ。
ちなみにこのグレーの模型は「トミネコの部屋」でも紹介している当社の3Dプリンターで作ったナベ!
この白色の精巧な模型は高知機型様の3Dプリンターで作った模型なのだナベ!
ここでも3Dプリンターは活躍してるナベ!!
素材形状が決まったら、次に鋳造方案を考えるナベ。
解析ソフトを利用すれば湯流れや凝固過程をシミュレーションできるナベ。
模型を製作する前に想定される不具合リスクを無くしていくナベ。
そして、遂に模型が完成したナベ!!
先に、ケース上から造型するナベ!!
金枠をセットして砂込めするナベ!!
下型に中子を入れるナベ。
これが、上型だナベ。
完全無押湯だナベ。(押湯の説明はまたの機会だナベ。)
下型に上型を被せた状態だナベ。
注湯して解枠するタイミングで垣内様の設計担当者の方が
出来栄えを確認しに来社されたナベ。
鋳物に興味を持っていただき、理解する事で今後の図面設計にも
反映させて頂ける、素晴らしい設計者だナベ!!
これが、鋳物化されたケース上だナベ!!
外観は「カッコ良くなりましたね~!」と評価いただいたナベ。
これから、加工評価と組み立て評価が待っているナベ。
次は、ケース下だナベ。
砂込めして、
抜型して、
中子を全て入れた状態だナベ。
解枠した砂付きの鋳物がショットブラストから出てくる所だナベ。
早速、出来栄えの確認だナベ。
今回も外観検査で問題無しだナベ!!
模型で鋳物の精度や外観が決まるので、かなり重要なのだナベ!さすが、高知機型様の模型なのだナベ!
鋳バリ(鋳型の隙間にできる余分な出っ張り)もほとんどないことで、模型の精度がわかるナベ!!
製品以外の箇所はプラズマで溶断するナベ。
この後、グラインダーで鋳仕上げして出荷前検査するナベ。
超音波で内部欠陥の検査、3Dスキャナーで寸法精度の検査を行うナベ。
今回は大きい中子の砂込めに立会いに来られたナベ。
色々質問されてとても熱心な方々だナベ。
3Dスキャナーでの測定方法と結果の説明もさせて頂いたナベ。
ケース下の素材完成だナベ!!
「粒造くん」としてデビューする日が待ち遠しいのだナベ!
皆様、これからも株式会社垣内様の「粒造くん」を宜しくお願いするのだナベ!!!
HPも覗いて下さいナベ!!
株式会社 垣内様 http://www.kk-kakiuchi.co.jp/index.php
高知機型工業 株式会社様 http://www.nc-model-inc.co.jp/